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UV Varnish / Matte Varnish

UVニス・マットニスとは:仕組み・向く表現・限界

UVニス・マットニスとは、印刷面にニスを塗布し紫外線で硬化させることで、光沢や艶消しなどの質感と表面保護を与える加工である。

仕組みと種類

UVニスは、印刷後の紙面に液状のニスを塗布し、紫外線を当てて瞬時に硬化させる仕上げ加工である。表面全体に均一に塗る全面ニスと、デザインの一部だけに光沢を出す部分ニス(スポットニス)があり、後者は柄や文字だけを際立たせる効果に使われる。

ニスの種類によって仕上がりの質感が変わり、光沢を強めるグロスニスに対し、艶を抑えたマットニスは落ち着いた印象を与える。厚みを出して盛り上げる厚盛りニスは、擬似的な立体感を演出する手法としても使われる。

向いている表現・使いどころ

写真やロゴなど一部分だけを際立たせたい場合や、印刷面の傷や汚れから守る保護目的で使われることが多い。マット全体の中に部分的なグロス(またはその逆)を配置することで、単色印刷でも視覚的なコントラストを作れる。

表面の耐摩耗性を高めたい紙袋や紙器の外側、あるいは触感の変化を楽しませたいパッケージなど、装飾と機能の両面から使いどころがある加工である。

設計・入稿で気をつける点

ニスの厚みは均一に管理する必要があり、下地インクの乾燥状態によっては発色や密着に影響が出ることがある。特に部分ニスは、印刷と版の位置合わせ(見当)がずれると意図した箇所に載らない点に注意が必要である。

光沢差を出す設計では、デザインデータ上でニス版を分けて作成する必要があり、通常の色版とは別に指示が必要になる。事前に印刷会社との仕様のすり合わせが望ましい。

向かないケース

  • 極端に細かい文字や線への部分ニスは、版の位置合わせのずれにより意図通りに載らない場合がある。
  • 紙の吸収性が高すぎる素材では、ニスが必要以上に染み込み、狙った光沢が出にくいことがある。
  • 既に他の表面加工(PP貼りなど)が施された面には、ニスの密着が不安定になる場合があり、組み合わせには事前確認が必要である。

更新日: 2026-08-09

Block
Finishing & Converting
Type
UV Varnish / Matte Varnish
Updated
2026-08-09

FAQ

よくある質問

部分ニスはどんな箇所に向いていますか

ロゴや写真の一部など、目線を集めたい箇所に使うと視覚的なコントラストを作りやすい。細かすぎる文字への使用は版ズレのリスクがあるため注意が必要である。

マットニスとマットPPはどう違いますか

マットニスは印刷面にニスを塗布する加工、マットPPはフィルムを貼り合わせる加工であり、素材も工程も異なる。耐久性や環境配慮の観点で選択が分かれることが多い。

ニスを塗ると印刷の色は変わりますか

光の反射の仕方が変わるため、見た目の印象が変化することがある。特にグロスニスは色を鮮やかに見せる傾向があるため、事前の確認が望ましい。

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