JAPAN WRAPPING PROJECT株式会社タナカ産業 刷新診断をはじめる

Silk Screen Printing

シルクスクリーン印刷とは:仕組み・向く表現・限界

シルクスクリーン印刷とは、メッシュ状の版にインクを通して押し出す孔版印刷で、厚みのあるインク層と特殊素材への印刷に向く方式である。

仕組みと種類

シルクスクリーン印刷は、メッシュ(網目)状の版の一部を目止めし、開いた部分だけにスキージでインクを押し出して転写する孔版印刷の一種である。他の印刷方式に比べてインクの層を厚く盛れるのが特徴で、色数分だけ版を作り重ね刷りする。

紙だけでなく、布・ガラス・プラスチック・金属など幅広い素材に印刷できる汎用性があり、平面だけでなく立体物にも対応できる場合がある点も特徴のひとつである。

向いている表現・使いどころ

白インクの発色や蛍光色、金属・ガラスなど特殊な素材への印刷が必要な場面で選ばれることが多い。インクを厚く盛れる特性から、触感のある質感表現にも向いている。

紙以外の素材を使ったノベルティやパッケージの副資材(リボン、タグの一部など)に文字やロゴを入れたい場合にも使われる方式である。

設計・入稿で気をつける点

色数が増えるほど版数も増え、コストと工程数に影響する。細い文字や網点によるグラデーション表現は、メッシュの粗さの制約から他の印刷方式に比べて苦手な傾向がある。

インクの乾燥に時間がかかる場合があり、他の加工との組み合わせでは工程順序の調整が必要になることがある。素材によってインクの密着性が異なるため、事前のテスト印刷が望ましい。

向かないケース

  • 写真調の細かいグラデーションや極細の文字表現は、メッシュの構造上、他の印刷方式に比べて再現が難しい。
  • 色数の多いフルカラーデザインは、版数が増えることでコストと納期の負担が大きくなりやすい。
  • 極めて短納期の案件では、版の製作とインクの乾燥にかかる時間が制約になる場合がある。

更新日: 2026-08-09

Block
Finishing & Converting
Type
Silk Screen Printing
Updated
2026-08-09

FAQ

よくある質問

紙以外の素材にも印刷できますか

布・ガラス・プラスチック・金属など幅広い素材に対応できる場合が多いが、素材ごとにインクの種類や密着性の確認が必要である。

シルクスクリーンとオフセットはどう使い分けますか

写真調の精細な表現や大量ロットの紙媒体はオフセット、厚みのあるインクや特殊素材への印刷が必要な場合はシルクスクリーンが選ばれる傾向にある。

白インクの発色はきれいに出ますか

他の印刷方式に比べて厚くインクを盛れるため、白の隠蔽力(下地を覆う力)を出しやすいとされるが、素材や版の条件により差が出る。

Consultation

包装の刷新は、現状の棚卸しから始まります。7問の無料診断で、いまの立ち位置と進め方をご提示します。

無料の刷新診断をはじめる