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Gravure Printing

グラビア印刷とは:仕組み・向く表現・限界

グラビア印刷とは、凹版シリンダーに溜めたインクを圧胴で転写する印刷方式で、写真調のグラデーション表現と大量ロットの軟包装フィルムに向く。

仕組みと種類

グラビア印刷は、円筒状の版(シリンダー)の表面に彫刻された無数の微小な凹部にインクを溜め、余分なインクを除いた後、圧胴で紙やフィルムに転写する印刷方式である。凹部の深さでインク量を調整するため、階調豊かな表現が得意とされる。

版が金属製シリンダーであるため耐久性が高く、大量ロットの連続印刷に適している。菓子・食品などの軟包装フィルムをはじめ、大量生産される包材の分野で広く使われている。

向いている表現・使いどころ

写真やグラデーションを多用したパッケージデザイン、色の再現性が求められる大量ロットの軟包装フィルムなどで選ばれることが多い。連続した柄やパターンを均一に大量印刷したい場合にも向いている。

同一デザインを長期間・大量に繰り返し発注する場合、版の耐久性を活かして安定した品質を維持しやすい点も特徴である。

設計・入稿で気をつける点

シリンダー版の製作費が高額になりやすく、小ロットや頻繁なデザイン変更には不向きな傾向がある。色を変更する際は版自体を作り直す必要があるため、色校正の段階でデザインを固めておくことが望ましい。

色替えや版交換に時間がかかるため、多品種少量のニーズには他の印刷方式との比較検討が必要になる場合がある。

向かないケース

  • 小ロットや試作段階の案件では、シリンダー版の製作費が相対的に重くなり、コスト面で見合わないことが多い。
  • デザインを頻繁に変更する用途では、版の作り直しが必要になるため機動力に欠ける。
  • 極めて短納期での初回発注には、版の彫刻工程にかかる時間が制約になる場合がある。

更新日: 2026-08-09

Block
Finishing & Converting
Type
Gravure Printing
Updated
2026-08-09

FAQ

よくある質問

グラビア印刷は小ロットでも発注できますか

版の製作費がかかる方式のため、ロットが小さいほど単価負担が大きくなりやすい。小ロットの場合はオフセットやオンデマンドとの比較検討をすすめる。

グラビア印刷とオフセット印刷はどちらが写真表現に向きますか

どちらも写真調の表現に対応できるが、フィルム系の大量ロットではグラビア、紙媒体の中〜小ロットではオフセットが選ばれる傾向にある。用途に応じた比較が望ましい。

色を一部だけ変更したい場合はどうなりますか

版そのものに色情報が彫刻されているため、色変更には版の作り直しが必要になることが多い。デザイン確定を早めに行うことが望ましい。

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