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On-Demand (Digital) Printing

オンデマンド印刷(デジタル印刷)とは:仕組み・向く表現・限界

オンデマンド印刷とは、版を使わずデータから直接印刷する電子写真方式やインクジェット方式のデジタル印刷で、小ロット・短納期・個別差し替えに向く。

仕組みと種類

オンデマンド印刷は、オフセットやグラビアのように物理的な版を作らず、デジタルデータから直接紙面にインクやトナーを転写する印刷方式である。電子写真方式(トナーを使うレーザープリンターに近い方式)やインクジェット方式などがあり、版の製作工程がない分、印刷開始までのリードタイムを短縮しやすい。

1枚ごとに異なるデータを印刷できる「バリアブル印刷」に対応しやすいのも特徴で、宛名や個別の番号などを差し替えながら印刷する用途にも使われる。

向いている表現・使いどころ

小ロットの試作品、サンプル、短納期が求められる案件で選ばれることが多い。版を作らないため、デザイン変更のたびに再発注しやすい柔軟性がある。

個別の名前や番号を差し替えるバリアブル印刷や、少部数で複数のバリエーションを試したいテストマーケティング用途にも向いている。

設計・入稿で気をつける点

1枚あたりの単価はオフセットやグラビアに比べて割高になりやすいため、大ロットでは版を使う印刷方式の方がコストバランスが良くなる場合が多い。特色インクの再現には制限があり、CMYKに近い色域での再現になることが一般的である。

対応できる用紙の種類や厚みに機種ごとの制約があるため、特殊な用紙を使いたい場合は事前に対応可否を確認する必要がある。

向かないケース

  • 大ロットでの発注では、1枚あたりの単価が版を使う印刷方式に比べて割高になりやすく、コスト面で不利になる場合がある。
  • 正確な特色(DIC・PANTONEなど)の再現が必須の案件では、CMYKに近い色域に留まる機種が多く、再現に限界がある。
  • 特殊な厚紙や表面加工済みの用紙は、機種によって対応できない場合があるため事前確認が欠かせない。

更新日: 2026-08-09

Block
Finishing & Converting
Type
On-Demand (Digital) Printing
Updated
2026-08-09

FAQ

よくある質問

オンデマンド印刷は何部から発注できますか

版を使わないため少部数からの発注に対応しやすいが、対応可能な最小部数は印刷会社や機種によって異なる。まず希望部数で見積りを取ることをすすめる。

1枚ごとに違うデザインを印刷できますか

バリアブル印刷機能により、宛名や番号などを差し替えながら印刷することが可能な場合が多い。差し替える項目や範囲によって対応可否が変わるため事前相談が望ましい。

オフセット印刷と品質面で違いはありますか

近年のオンデマンド印刷は品質が向上しているが、特色の再現性や大ロット時の単価面ではオフセットに分があるとされる。用途とロット数に応じた比較検討をすすめる。

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