Eyelet / String Through
ハトメ・紐通しとは:仕組み・向く表現・限界
ハトメ・紐通しとは、紙に穴をあけ金属や樹脂のハトメで穴の縁を補強し、紐やリボンを通せるようにする加工である。
仕組みと種類
ハトメ・紐通しは、紙に穴を打ち抜き、その穴の縁を金属または樹脂製の輪(ハトメ)で挟み込んで補強する加工である。ハトメで補強することで、紐やリボンを通した際に穴が破れにくくなり、繰り返しの着脱にも耐えやすくなる。
ハトメの素材や色は複数あり、金属の光沢を活かしたものから、紙や資材の色に馴染む樹脂製のものまで、デザインに合わせて選べる場合が多い。
向いている表現・使いどころ
商品に取り付ける下げ札(タグ)や、フックに吊り下げて陳列するパッケージなど、紐やリボンを通して使うことを前提とした資材でよく使われる加工である。
ハトメの色や素材を化粧紙の色と合わせることで、細部までブランドの世界観を統一できる点も特徴である。
設計・入稿で気をつける点
ハトメを打つ位置は紙の端からある程度の余白を確保しないと、紙が裂けやすくなるため注意が必要である。紙の厚みによって使えるハトメの規格が異なる場合があるため、事前に資材との適合を確認することが望ましい。
量産時にはハトメの打刻位置の精度がばらつくと見た目の統一感が損なわれるため、位置決めの治具や工程管理について確認しておくことが望ましい。紐の通しやすさも、穴の大きさとハトメの内径の兼ね合いで決まる。
向かないケース
- 極端に薄い紙や小さいタグでは、ハトメを打つための余白が確保しにくく、紙が裂けるリスクが高まる。
- 重量のある商品を吊り下げる用途では、紙自体の強度やハトメの規格が耐荷重に対して不足する場合があり、別途強度設計の検討が必要になる。
- 極めて短納期・小ロットの案件では、ハトメ打ちの工程が追加されることで納期に影響が出る場合がある。
更新日: 2026-08-09
- Block
- Finishing & Converting
- Type
- Eyelet / String Through
- Updated
- 2026-08-09
FAQ
よくある質問
ハトメの色は紙の色に合わせられますか
金属色のほか、樹脂製で色を選べるハトメもあり、化粧紙の色に近づけられる場合が多い。在庫状況は資材や発注時期によって異なる。
薄い紙にもハトメは打てますか
打てる場合もあるが、紙が薄いほど裂けやすくなるため、芯材を裏側に貼るなどの補強を検討することがある。事前にサンプルでの確認をすすめる。
紐やリボンはこちらで用意する必要がありますか
紐・リボンの手配まで含めて相談できる場合が多いが、対応範囲は依頼先によって異なるため、見積り時に確認するとよい。