Cost and Lot Size Considerations
原価とロットの考え方
ショッパーの原価は、紙代・印刷代・加工の版代・製袋工程費などの合算で決まり、ロット数が増えるほど1枚あたりの版代負担が下がる構造を持つ。
原価を構成する要素
ショッパーの原価は、本体となる紙の費用、印刷にかかる費用、箔押しやエンボスなど加工の費用、そして袋の形に仕上げる製袋工程の費用など、複数の要素の合算で決まる。持ち手を別素材で取り付ける場合は、その資材費と取り付け工賃も加わる。
このうち版代や型代は、発注枚数にかかわらず一定額がかかる固定費的な性質を持つ。一方、紙や資材の費用は枚数に応じて増える変動費的な性質が強く、両者の比率がロット数によって1枚あたりの単価を大きく左右する。
ロット数と単価の関係
版代や型代のような固定費は、発注枚数が増えるほど1枚あたりの負担が薄まるため、一般にロット数が大きいほど1枚あたりの単価は下がりやすい傾向にある。逆に小ロットでは、この固定費の比率が相対的に重くなる。
ロット数を検討する際は、単価だけでなく在庫として抱えるリスクも合わせて考える必要がある。デザイン変更の可能性がある場合は、過大なロットが後の廃棄につながることもあるため、発注頻度とのバランスを見た判断が求められる。
コストを抑える考え方
加工の種類や色数を絞ることは、版代や工程数を減らしコストを抑える基本的な方法である。ブランドとして譲れない要素とそうでない要素を切り分け、優先順位をつけて検討すると判断がしやすくなる。
複数の資材(紙・持ち手・加工)の組み合わせによっては、想定より大きくコストが変わることがあるため、初期段階から複数パターンの見積りを比較しておくことが望ましい。
向かない仕様・ケース
- デザイン変更の可能性が高い開発初期の段階で、コストメリットだけを理由に大ロットを発注すると、後の在庫リスクが大きくなりやすい。
- 版代・型代のかかる加工を複数組み合わせた小ロット発注は、固定費の比率が重くなり、単価面での見合いが取れにくい場合が多い。
更新日: 2026-08-09
- Block
- The Shopper Guide
- Type
- Cost and Lot Size Considerations
- Updated
- 2026-08-09
FAQ
よくある質問
ロット数を増やせば必ず単価は下がりますか
版代や型代のような固定費の比率が下がるため、一般的には単価は下がりやすい傾向にあるが、紙や資材費など変動費の比率が大きい構成では効果が限定的な場合もある。
コストを抑えるにはどこから見直せばよいですか
加工の種類や色数を絞ること、持ち手の素材をシンプルにすることなどが基本的な見直しポイントになる。ブランドとして優先したい要素を明確にしてから検討するとよい。
小ロットで発注するとどんなリスクがありますか
版代・型代のかかる加工では1枚あたりの単価が上がりやすい。一方で在庫リスクは抑えられるため、デザイン変更の可能性が高い段階では小ロットが適する場合もある。