Damage in Transit
輸送中に潰れた:原因の切り分けと対処
輸送中の潰れは、梱包方法(緩衝材・箱の強度)、積み方や輸送条件、資材自体の耐圧強度の不足に大別され、潰れ方や箇所で原因を絞り込める。
症状の見分け方
潰れが荷姿全体に及んでいるのか、一部の箱や特定の面に集中しているのかで原因の見当がつく。特定面への集中は積み方や荷崩れ、全体的な潰れは梱包資材の強度不足や過度な積み重ねが疑われる。
到着したすべての荷物に同様の潰れがあるのか、一部だけかも確認する必要がある。一部だけであれば輸送中の個別の取り扱い、全体的であれば梱包設計そのものに原因がある可能性が高い。
考えられる原因
梱包箱の強度(材質・厚み・段ボールの種類)が輸送時の積み重ねや振動に対して不足していると、下段の箱が上段の重みで潰れやすくなる。緩衝材の量や配置が不十分な場合も、外部からの衝撃が中身に直接伝わりやすい。
輸送業者や配送ルートによって積み方や取り扱いの丁寧さに差が出ることもあり、また倉庫での保管時に想定以上に高く積み上げられることも潰れの要因になりうる。
対処と再発防止
発生した分については、潰れ方の傾向(荷姿全体か特定面か)と梱包状態(緩衝材の位置、箱の変形具合)を写真で記録し、輸送・荷扱いの経路を確認することが望ましい。
次回発注時は、想定する輸送条件(積み重ね段数、輸送距離、取り扱い方法)を伝えたうえで、梱包箱の強度や緩衝材の設計を見直す。量産前に実際の輸送を想定した梱包テストを行うことも再発防止に有効である。
この対処で直らないケース
- 商品そのものが変形しやすい構造・材質である場合、梱包を強化しても内容物自体の変形は防ぎきれないことがあり、商品側の保護方法も併せて検討する必要がある。
- 輸送業者や配送経路が発注側・製作側の管理範囲外である場合、梱包を見直しても取り扱いの丁寧さそのものは変えられないことがあり、配送方法の見直しが必要になる場合がある。
- 極端に高く積み重ねられた保管や、想定を超える輸送距離・回数がある場合、通常想定の梱包強度では対応しきれないことがある。
更新日: 2026-08-09
- Block
- Troubleshooting
- Type
- Damage in Transit
- Updated
- 2026-08-09
FAQ
よくある質問
段ボールを厚くすれば潰れは防げますか
厚みを上げることは対策の一つだが、緩衝材の配置や積み方など他の要因も関わるため、それだけで完全に防げるとは限らない。
潰れたのは輸送会社の責任ですか
梱包設計、積み方、輸送条件、資材の耐圧強度など複数の要因が関わることが多く、一つの工程だけに原因を特定するのは難しい場合が多い。潰れ方の状態を確認したうえで切り分けることが望ましい。
緩衝材はどのくらい入れればよいですか
内容物の重さや形状、想定する輸送条件によって適切な量は異なるため、一律の目安を示すことは難しい。輸送条件を伝えたうえで梱包設計を相談することをすすめる。