Coated Board (Coated Duplex Board)
コートボールとは:白板紙との違いと使い分け
コートボールは、古紙などを原料とした板紙の表面に白色塗工を施した紙で、実用性とコストのバランスを重視する箱・台紙に使われる。
性質と見た目の特徴
コートボールは古紙を主原料とする板紙の表面に塗工層を設けた紙で、表面は白く滑らかに整えられている一方、裏面は原料由来の灰色みが残ることが多い。表裏で色調が異なる構造が特徴で、見せる面と隠す面を使い分ける前提の資材である。
塗工により表面の印刷適性は高められているが、板紙自体の腰の強さは配合や厚みによって変わるため、用途に応じたグレード選定が求められる。
比較:近い素材とどう違うか
高級白板紙とは近い用途に使われることが多いが、高級白板紙が表裏とも白色に整えられたバージンパルプ中心の構成であるのに対し、コートボールは古紙原料を含み裏面に色が残る点で異なり、コスト重視か見た目重視かで選び分けられる。
カード紙とは厚みの位置づけが異なることがあり、カード紙は用途によって薄手のものから存在するが、コートボールは箱や台紙のような一定の腰を持たせたい資材で使われることが多い。
どんなブランド・用途に向くか
化粧箱の内側や、表面のみが見えるパッケージの台紙など、コストを抑えつつ表面の見栄えを確保したい用途に向く。日用品や食品の外箱など、実用性を重視する包装で広く使われる。
裏面の色を含めて統一した白さを見せたい高級パッケージには、表裏とも白い紙のほうが適するとされる場合がある。
比較:コートボールと高級白板紙
| 観点 | コートボール | 高級白板紙 |
|---|---|---|
| 原料構成 | 古紙を含む配合が一般的 | バージンパルプ中心の構成が一般的 |
| 裏面の色 | 灰色みが残ることが多い | 表裏とも白色に整えられる |
| 向く用途 | コストと見栄えのバランスを重視する箱・台紙 | 表裏の白さを重視する高級パッケージ |
向かないケース
- 裏面まで含めて均一な白さを見せたい高級パッケージの用途には不向きとされる場合がある
- 厳密な原料構成(バージンパルプのみ等)を条件とする案件には適さないことがある
- 折り曲げ加工の強度要件が厳しい用途では、厚み・グレードの事前確認が必要
更新日: 2026-08-09
- Block
- Materials
- Type
- Coated Board (Coated Duplex Board)
- Updated
- 2026-08-09
FAQ
よくある質問
コートボールはリサイクル素材ですか?
古紙を主原料とすることが一般的だが、配合比率は製紙メーカーやグレードによって異なるため、リサイクル素材としての表記可否は個別に確認が必要である。
コートボールと白板紙はどちらが安いですか?
価格は原料構成・厚み・発注量など複数要因で決まるため、本記事では価格の優劣は断定しない。見積もり比較が推奨される。
コートボールは食品に直接触れる包装に使えますか?
食品接触の可否は塗工剤の種類や規格適合性によって異なるため、製紙メーカーへの個別確認が必要である。