Glue Peeling
糊が剥がれる:原因の切り分けと対処
糊が剥がれる原因は、塗布量や圧着不足といった接着工程の問題、素材同士の相性、保管環境(温湿度)の影響に大別され、剥がれ方の状態で見分けられる。
症状の見分け方
糊剥がれは、貼り合わせた両面のどちらに糊が残っているかで原因の見当がつく。片方の面にだけ糊が残り、もう片方はきれいに剥がれている場合は素材との密着不良、両面とも糊が薄く残っている場合は塗布量や圧着の不足が疑われる。
出荷直後から剥がれが見られる場合と、時間が経ってから剥がれが目立ち始めた場合とでも原因は異なる。前者は接着工程そのもの、後者は保管環境や経年による接着剤の劣化が関係している可能性がある。
考えられる原因
糊付け加工は、塗布する糊の量、圧着する圧力と時間、貼り合わせる素材同士の相性によって接着強度が変わる。表面がコーティングされた紙やフィルム系の素材は、通常の紙に比べて糊の密着が難しい場合がある。
高温多湿の環境での保管や、直射日光が当たる場所での長期保管は接着剤の劣化を早め、剥がれを引き起こしやすくする。輸送中の振動や重ねての積載も、貼り合わせ面に負荷をかける要因になる。
対処と再発防止
発生した分については、剥がれた面のどちらに糊が残っているかを確認し、同一ロットでの発生頻度を抜き取りで点検することが望ましい。
次回発注時は、貼り合わせる素材の組み合わせ(紙同士か、フィルムを含むか)を伝えたうえで適した糊の種類を確認し、保管・輸送時の温湿度条件についても情報共有しておくことが再発防止につながる。
この対処で直らないケース
- 糊剥がれではなく紙自体が破れている場合は、接着剤の問題ではなく紙の強度や構造の問題であり、糊の見直しだけでは解決しない。
- 保管環境が資材の想定範囲を大きく超える高温多湿であった場合、接着剤の種類を変えても劣化を完全には防げないことがある。
- フィルムや特殊コーティングなど素材の組み合わせ自体が接着に不向きな場合、糊の量や圧着条件の調整だけでは十分な強度が出ないことがある。
更新日: 2026-08-09
- Block
- Troubleshooting
- Type
- Glue Peeling
- Updated
- 2026-08-09
FAQ
よくある質問
糊が剥がれたのは糊の品質が悪いのですか
糊の品質だけでなく、塗布量や圧着条件、素材同士の相性、保管環境など複数の要因が関わることが多い。剥がれた面の状態を確認したうえで切り分けることが望ましい。
フィルム素材は糊が剥がれやすいですか
表面がコーティングされた紙やフィルム系の素材は、通常の紙に比べて糊の密着が難しい場合がある。素材の組み合わせに応じた糊の選定が重要になる。
保管方法で糊剥がれは防げますか
高温多湿や直射日光を避けた保管は接着剤の劣化を抑える一助になるが、それだけで全ての糊剥がれを防げるとは限らない。接着工程自体の確認もあわせて行うことをすすめる。