Premium Feel in Packaging
「格」の演出:高く見える包装の条件
「格」の演出とは、価格そのものを操作するのではなく、素材の選定・印刷の精度・余白の取り方・重量感といった要素の組み合わせによって、手に取った際に質の高さを感じさせる包装をつくる設計の考え方である。
考え方の軸
高く見える印象は、金や銀などの装飾的な色を使うことだけで生まれるものではなく、資材の厚み、印刷の精度、余白の取り方、蓋を閉めたときの手応えなど、複数の要素が組み合わさって形成されると考えられている。単一の派手な要素を足すよりも、全体の質感が揃っていることの方が印象に影響しやすい。
「格」を演出することと、実際の商品価値を偽って見せることは異なる。演出が商品の実態と大きくかけ離れていると、開封後や使用時に期待とのギャップが生じ、かえって印象を損なう可能性がある。
設計の具体的な観点
具体的には、紙や資材の厚み・重量、箔押しやエンボスなどの特殊加工、印刷の精度(色の均一性、細部の再現性)、蓋やフタの開閉時の手応え、余白の取り方などが観点になる。装飾を足すことよりも、粗さや歪みといった品質のばらつきを抑えることの方が、質の高さの印象に影響する場合がある。
コストをかけられる範囲は商品単価によって制約される。すべての要素に手をかけるのではなく、受け取り手が最初に触れる面や、手に取ったときに真っ先に感じる重量感など、印象を左右しやすい一部の要素に重点を置く考え方もある。
発注・仕様に落とすときのポイント
発注時は、狙う「格」の水準を言葉で共有するだけでなく、参考にしたい資材や加工のサンプルを用意し、印刷や加工の精度がどこまで再現できるかを確認することが望ましい。同じ加工でも設備や工程によって仕上がりの精度に差が出ることがある。
特殊加工や高級資材はコストと納期に直結するため、商品単価に見合う範囲でどこまでの仕様にするかを、発注前に優先順位づけしておくことが望ましい。
やりがちな失敗
- 金や銀の装飾色を多用すれば高級感が出ると考え、印刷精度や資材の質感といった基礎的な要素の確認を怠ると、狙った印象と異なる仕上がりになる場合がある。
- 商品の実際の価値と包装の演出が大きくかけ離れていると、開封後や使用時に期待とのギャップが生じ、かえって信頼を損なう可能性がある。
- すべての面に特殊加工を施そうとすると、コストが積み重なり、商品単価に対して見合わない仕様になることがある。
更新日: 2026-08-09
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- Premium Feel in Packaging
- Updated
- 2026-08-09
FAQ
よくある質問
「格」を演出するには高価な資材を使う必要がありますか
資材の価格だけで決まるものではない。印刷の精度や余白の取り方など、コストを大きくかけなくても調整できる要素も多い。
金や銀の色を使えば高級感は出ますか
装飾色を使うだけで高級感が出るとは限らない。色の使い方が全体の質感と整合していないと、かえってちぐはぐな印象になる場合がある。
「格」の演出と実際の商品価値にギャップがあるとどうなりますか
開封後や使用時に期待と実物の差を感じ、印象を損なう可能性がある。演出は商品の実態と大きく乖離しない範囲で検討することが望ましい。