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環境認証ガイド | 07

CFP(カーボンフットプリント)とSuMPO EPDとは?包装のCO2を定量開示する

「環境にやさしい」を言葉ではなく数字で示す時代になりました。CFP(カーボンフットプリント)とSuMPO EPDは、原材料調達から廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体のCO2排出量・環境負荷を、LCA手法で定量的に開示する仕組みです。B2B調達や情報開示への対応、包装での意義を整理しました。

CFPとは — 製品の一生分のCO2を「見える化」する指標

CFP(Carbon Footprint of Products=製品のカーボンフットプリント)とは、製品やサービスの原材料調達から製造・流通・使用・廃棄・リサイクルまで、ライフサイクル全体で排出される温室効果ガスを、CO2(二酸化炭素)に換算して定量的に示す指標です。「どの工程で、どれだけ排出しているか」を数値で見える化することで、削減の余地がどこにあるかを把握し、対外的に説明できるようになります。感覚的な「環境配慮」ではなく、共通のものさしで比較・開示できる点が特徴です。

SuMPO EPDとは — LCAに基づく環境ラベルプログラム

SuMPO EPDは、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が運営する環境ラベルプログラムです。製品・サービスの原材料調達から廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体にわたる環境負荷を、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法によって定量化し、開示します。国際規格ISO 14025などに準拠して運用されており、次の2種類の宣言から選べます。

第三者検証を通過した製品は、プログラムの登録製品として公開され、ロゴマークを使用できます。累計で多数の製品カテゴリー別ルール(PCR)が策定され、多くの製品が登録されている、国内で広く参照される仕組みです。

LCAという土台 — 何を測っているのか

CFPやEPDの算定を支えるのがLCA(ライフサイクルアセスメント)です。LCAは、製品のライフサイクルにわたって投入される資源、排出される環境負荷物質、そしてそれらが地球や生態系に与える環境影響を定量的に評価する手法で、ISO 14040シリーズなどの国際規格に定められています。原材料の採取から廃棄まで一貫して捉えるため、「製造時だけ」「使用時だけ」といった一部分ではなく、製品全体の環境負荷を偏りなく示せるのが強みです。

なぜ今、包装でCFPなのか — B2B調達と情報開示の要請

近年、取引先や親会社が自社のサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量(いわゆるScope 3を含む)を把握・開示する動きが広がっています。その結果、部材である包装材についても、CO2排出量のデータ提供を求められる場面が増えています。定量的なCFPデータを持っていることは、こうしたB2B調達の要件や情報開示の要請に対して、説明可能な形で応えるための根拠になります。逆にデータを示せないと、取引条件や採用可否の検討で不利になり得ます。

CFP・SuMPO EPDの特徴の整理

運営団体一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)
対象範囲原材料調達〜製造・流通・使用・廃棄・リサイクルのライフサイクル全体
宣言の種類エコリーフ(複数の環境側面)/CFP(CO2に特化
算定手法LCA(ISO 14040シリーズ等)。プログラムはISO 14025に準拠
確認方法第三者検証を経て登録・ロゴ使用が可能

※制度の詳細・対象・手続き・登録要件は改定され得ます。取得・表示の前に、必ず運営団体の最新の規程・PCRをご確認ください。

包装での意義 — 数字で語れる環境コミュニケーションへ

包装材のCO2を定量化しておくことは、削減努力の出発点であると同時に、取引先への説明材料になります。素材の見直しや適正包装(過剰包装の削減)による排出削減の効果も、CFPという共通のものさしで示せるようになります。「環境にやさしい」という言葉だけの訴求から、数字で語れる環境コミュニケーションへ——CFP・SuMPO EPDは、その裏付けを与える仕組みだといえます。

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よくある質問

CFP(カーボンフットプリント)とは何ですか?

製品やサービスの原材料調達から製造・流通・使用・廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体で排出される温室効果ガスを、CO2(二酸化炭素)に換算して定量的に示す指標です。どの工程でどれだけ排出しているかを「見える化」できます。

CFPとSuMPO EPDはどう違いますか?

SuMPO EPDはサステナブル経営推進機構(SuMPO)が運営する環境ラベルプログラムで、複数の環境側面を対象とするタイプIII環境宣言(EPD)と、地球温暖化の側面に絞ったCFPの2種類から選べます。CFPはそのうちCO2に焦点を当てた宣言にあたります。

なぜ包装でCFPが求められるのですか?

取引先や親会社がサプライチェーン全体の排出量を把握・開示する動きが広がり、部材である包装材のCO2データの提供を求められる場面が増えているためです。定量的なデータは、B2B調達や情報開示要請に説明可能な形で応える根拠になります。

LCAとは何ですか?

ライフサイクルアセスメント(LCA)は、製品のライフサイクルにわたって投入資源や排出される環境負荷物質、それによる環境影響を定量的に評価する手法で、ISO 14040シリーズなどの国際規格で定められています。CFPやEPDの算定の土台になります。

出典・参考

一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)「環境ラベルプログラム」「SuMPO EPD」/環境省「環境ラベル等データベース(SuMPO EPD/カーボンフットプリント)」/経済産業省「カーボンフットプリント レポート」ほか。制度の詳細・対象範囲・算定ルール(PCR)・登録要件は改定され得ます。取得・表示の前に、必ず運営団体および公的情報源の最新規程をご確認ください。本記事は一般的な情報提供であり、認証・登録の取得や特定の結果を保証するものではありません。

© タナカ産業/JAPAN WRAPPING PROJECT

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